iDeCo・小規模共済・nisaの違い

iDeCo

メリット

掛金全額が所得控除(iDeCo掛金上限額は月額6.8万円(年額81.6万円))
運用益も非課税※特別法人税(積立金に対し年1.173%)は、現在、課税が停止中
受け取る時も大きな控除※年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」の対象となります。

デメリット

60歳まで資産を引き出せない(途中解約不可)※加入年数が10年未満の場合、60歳になっても受け取れない(受給が遅れる)ケースあり
運用状況によって、資産が増減する
各種手数料が必要
加入できる条件がある(加入できない人もいる)

小規模共済

メリット

掛金全額が所得控除(上限額は月額7万円(年額84万円))
受け取る時も大きな控除※年金として受け取る場合は「公的年金等控除」、一時金の場合は「退職所得控除」の対象となります。
低金利の貸付制度を利用できる

デメリット

元本割れのリスクがある※掛金納付月数が、240か月(20年)未満で任意解約をした場合は、掛金合計額を下回ります。

nisa

年間投資枠:つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円
非課税保有期間:無期限
非課税保有限度額:1,800万円:つみたて投資枠・成長投資枠の合計(成長投資枠はその内1,200万円を上限)

メリット

成長投資枠とつみたて投資枠の併用が可能
年間投資枠の拡大、合計360万円まで投資が可能
生涯投資上限の大幅拡大(最大1800万円)
非課税運用期間の無期限化
売却した翌年に非課税枠が回復

デメリット

元本割れの可能性がある
損益通算ができない

iDeCoと小規模共済は掛け金が所得控除になることが大きなメリット。
ただしiDeCoは60歳まで塩漬けになるので、そこを注意する必要がある。
これは資金繰りが悪いとデメリットであり、意志が弱い人にはメリットでもある。

資金投入時にメリットを得るならiDeCoと小規模共済。出口でメリットを得るならニーサ。

ただし、19年ルールという、会社からの退職金を受け取ってから19年以内にiDeCoの一時金も受け取ると、退職所得控除が一度しか使えなくなってしまう制限があるので注意。
後は、今後退職所得控除が減少される可能性も考慮する必要がある。

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